そこがもう1つのポイントだと思います。どうすれば人月ビジネスから抜け出せるのでしょうか?
四居氏 正直に言って、人月を変えるのはこれまでの長い習慣などの理由で非常に難しいでしょう。けれど変えなくてはいけなくて、そのための例え話として私はよく鉄道の話をしています。
すなわち、東京駅を朝8時の電車で大阪に向かったとき、各駅停車では夕方5時頃に到着しますが、新幹線なら10時台には到着します。このとき、新幹線は2時間しか働いていないのに特急料金をとる。それはなぜなのか、ということ。
私は梅沢忠夫氏が好きなのですが、彼は「新幹線は知識産業だ」と言っています。あれはモノではなく知識を運んでいるのだと。そしてそれを速く運ぶことに価値があると。
ところがIT産業はまだそこに至っていない。
速くできる、という体験をお客様にどうやって理解してもらえるかと考えると、10%や20%くらいの違いではおそらく体験できない。2倍や3倍の違 いを作って価値をださなくてはいけないと思っています。そのためにGeneXusによる開発の自動化といった提案をしているのです。もちろん、それを売る ときに昔ながらの人月でやったら自分で自分の首を絞めることになるわけです。
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